東スポ杯2歳ステークス 特別登録馬段階 見解
人員緩和によりパドックでイレ込む馬が増えてきました。特に今の2歳馬はデビュー時期によっては、初の有観客競馬になりますので、その辺りは直前のパドックでも注目しておきたいと思います。直前の調教や枠順を考慮して購入しない事もありますので、ご注意下さい。
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東スポ杯2歳ステークス 芝1800m G3
ヴェローチェオロ 前走:百日草特別3着【父:ゴールドシップ】
8月のデビューからすでに4戦を消化しており、キャリアの豊富さは武器になります。前走の百日草特別はスローペースの上がり勝負になりましたが、上がり3ハロン33.5秒の末脚を繰り出して3着に入線しました。上がり勝負に対応出来た点はプラスに働くでしょう。今の東京競馬場は馬場が痛んで差し馬の台頭が目立ちますし、この馬の脚質がマッチする可能性は十分あるでしょう。
ジュンブルースカイ 前走:萩S2着【父:ドゥラメンテ】
前走の萩Sは上位の3頭が4着馬を5馬身突き放しており、レベルの高い一戦だったと思います。当時の京都は内の馬場が荒れており各馬、外に進路を取る中で馬場の真ん中から2着まで押し上げてきました。今の東京競馬場の馬場も内がかなり荒れていて、似たような馬場になっているのはプラスに働くでしょう。ただデビューから2戦とも上がり3ハロンで33秒台に入っておらず、究極の瞬発力勝負には一抹の不安があります。
ダノンザキッド 前走:メイクデビュー阪神芝1800m1着【父:ジャスタウェイ】
今年の新馬戦で最も強い勝ち方をしたのはこの馬でしょう。宝塚記念の日の新馬戦で素質馬が揃っていた一戦を馬なりで3馬身差の圧勝でした。2着馬、3着馬も次走で強い勝ち方をしており、この馬の底が見えません。特に抜け出してくる時は馬なりで斜行を矯正しつつも抜群に速かったですし、良馬場の瞬発力勝負ではどれくらいの末脚が繰り出せるか楽しみです。新馬戦で強い勝ち方をして圧倒的な人気の2戦目を買うのは気が引けますが、それでもこの馬の能力が抜けている印象です。
ドゥラヴェルデ 前走:メイクデビュー新潟芝1800m1着【父:ドゥラメンテ】
新潟の新馬戦は、上がり3ハロン33.1秒の末脚で3馬身差の圧勝でした。大型馬でもっさりとしたスタートでしたが、二の脚が速く、楽に好位を取ることが出来ました。馬郡に入っても折り合いを欠きませんし、軽い芝の瞬発力勝負にも楽に対応してきました。しかし、この新馬戦から次走に勝ち上がっていない馬が1頭も居ない点は気になります。ルメール騎手への乗り替わりはプラスに働くでしょうが、今回が試金石になりそうです。
プラチナトレジャー 前走:2歳未勝利1着【父:キングカメハメハ】
国枝厩舎所属なので新馬戦は度外視出来ますが、前走の未勝利戦の勝ちっぷりは驚きました。かなり渋っていた馬場で、残り400mの地点でも11番手と追い込み馬には苦しい位置取りでした。しかし、馬郡の中から脚を伸ばすと最後は2着馬の内から突き抜けました。これが能力の証なのか重馬場巧者かの現状で判断は出来ませんが、良馬場の瞬発勝負でも同じ末脚を出せれば、好勝負を演じられるでしょう。
レインフロムヘヴン 前走:百日草特別2着【父:ドゥラメンテ】
堀厩舎の所属馬ですがかなりの気性難で、新馬戦からブリンカー着用をしていました。前走はチークピーシーズを着用していましたが、スタートで立ち遅れる不利がありました。しかしスローペースで4コーナー前から進出して瞬発力でも長い末脚を繰り出して、2着を確保しました。前走のスタートは気になりましたが、東京向きの末脚は魅力的です。かなりの気性難なので、人員緩和された有観客競馬はカギになりそうです。その辺りは直前のパドックで確認が必要になりそうです。
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