秋華賞 特別登録馬段階 見解【伏兵馬】
有力馬はいずれも直行や回避をして、伏兵陣にもチャンスが生まれてきました。また先週から観客を入れての開催もスタートしており、スタンド前発走のこのレースは大きく影響するでしょう。それでは伏兵陣を解説していきます。
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京都 芝2000m 枠順成績(過去5年)
内枠が有利なイメージでしたが、そこまで偏りはありませんでした。4枠が好成績なのは見逃せません。
出走予定馬見解【伏兵馬】
ウインマイティー 和田 前走:紫苑S6着【父:ゴールドシップ】
オークスでは鞍上の好騎乗で3着に入線しました。スタートから最後の直線の進路取りまで完璧だったので、相手が悪かったと言わざるを得ません。前走の紫苑Sはスタートから遅れてレースの流れに乗れなかったですし、スローペースで前に届きませんでした。開幕週で8枠も不利だったでしょう。それでも大外を回って上がり3ハロン35.0秒と最速タイムを出していますし、内容は悪くありません。ウインレーシング所属の3歳馬は今年の春大活躍でしたが、いずれも休み明けの秋初戦の成績が優れません。先週は一叩きしたウインカーネリアンが条件戦を快勝していましたし、叩いての良化は間違いないでしょう。
クラヴァシュドール デムーロ 前走:ローズS5着【父:ハーツクライ】
3歳春は馬体重の維持に苦労していましたが、それには伴わず結果はついてきました。前走のローズSはひと夏越した影響で馬体重が18kg増でしたが、結果は5着と伴いませんでした。数字は増えていましたが、パドックでの見た目はまだまだ細く映りました。これまでは前哨戦から能力を発揮していただけに物足りない内容になってしまいました。やや実力不足な面は否めませんので、展開や鞍上の手腕は大事になるでしょう。
ソフトフルート ○○ 前走:夕月特別1着【父:ディープインパクト】
抽選対象の身ですが、夏を越して素質が開花しつつあります。前走の夕月特別はローズSと同じコース、距離で行われましたが、ラップタイムはこちらの方が優秀でした。ローズS前半1000m1.00.9でラスト5ハロン(12.4-12.1-11.6-11.3-11.6)、夕月特別前半1000m1.01.8でラスト5ハロン(11.8-11.6-11.5-11.6-11.7)とラップタイムもこちらが優秀でした。頭数も違うので一概に比較は出来ませんが、見逃せない存在です。
マジックキャッスル 大野 前走:紫苑S4着【父:ディープインパクト】
オークスでは、デアリングタクトとの進路取りに敗れて4着に入線しました。もしマジックキャッスルが先に進路を通っていたら、着順は変わっていたでしょう。そのため期待した前走の紫苑Sは、内枠から普段よりポジションを取ったものの、スローペースで前を交わし切れませんでした。馬体重も増えてこなかったですし、成長力に疑問を感じる結果になってしまいました。ポジションを取りに行くと以前ほど切れなくなっていますが、京都の内回りコースを最後方から差し切るのは至難の業です。馬場や枠にもよると思いますが、勝ち切るには何かしらのプラスアルファが必要です。鞍上の騎乗停止で乗り替わりになってしまったのもマイナスでしょう。
レイパパレ ルメール 前走:糸魚川特別1着【父:ディープインパクト】
休みを挟んで3戦3勝ですが、いずれもセンスのある勝ち方でした。抽選対象の身ですが、ルメール騎手が騎乗予定と陣営の期待の高さを伺えます。デゼルが回避したので、抽選確率も6分の4になりました。3連勝はいずれも好位から立ち回っており、とても乗りやすそうな印象です。あとは距離延長がカギになるでしょう。レース振りは折り合いを欠くことは無さそうなので大丈夫だと思いますが、全兄にシャイニングレイがいます。そう考えるとマイルがベストなのかもしれないと思ってしまいます。
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