秋華賞 特別登録馬段階 見解【有力馬】
デアリングタクトの三冠に注目が集まります。有力馬の一頭であったレシステンシアの回避で、俄然三冠に近付きました。しかし、先週から観客を入れての競馬が始まっています。春のクラシックでは、無観客で好走していた馬にとってはマイナスになるでしょう。有力馬診断では種牡馬成績と騎手成績を掲載し、伏兵馬診断で枠順成績を掲載しますので、参考にして下さい。今回は現時点での有力馬を解説していきます。
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京都 芝2000m 種牡馬成績(過去5年)
ディープインパクト産駒、キズナ産駒が好成績です。
京都 芝2000m 騎手成績(過去5年)
ルメール騎手、川田騎手が優秀です。注目の松山騎手は勝率1.7%、連対率10.3%、複勝率13.7%と相性がすこぶる悪いのは気になります。
出走予定馬見解【有力馬】
ウインマリリン 横山武 前走:オークス2着【父:スクリーンヒーロー】
フローラSやオークスの内容から京都の内回りコース替わりが最も向きそうだと思いましたが、中間の調整が遅れてしまい、直行になってしまいました。近年は直行ローテで結果を出している馬が多いですが、それは元々直行でローテーションを組んだものです。調整の遅れから直行はやはりマイナスだと思います。春のクラシックで活躍したものの、秋華賞に直行して敗れた馬は過去に多数いる点も見逃せません。今回は人気も落とすと思いますが、危険な馬になると思います。
デアリングタクト 松山 前走:オークス1着【父:エピファネイア】
こちらも直行ローテになってしまいました。ウインマリリンと同じ見解で、基本的にはプラスに働かないでしょう。また直行ローテが発表されたのが、ローズSの一ケ月前というのが気になります。脚質的に京都の内回りコースをこなせるかも気になります。新馬戦では内回りコースの1600mで突き抜けているように、まともに走れば問題ありません。しかしトリッキーなコース故に、他馬も何かしら仕掛けてくるでしょう。オークスのように進路取りに悩んでいると命取りになります。注目の松山騎手はこのコースで勝率1.7%、連対率10.3%、複勝率13.7%と相性がすこぶる悪いのが気になります。
マルターズディオサ 田辺 前走:紫苑S1着【父:キズナ】
春はチューリップ賞での好走で注目されましたが、桜花賞以降着順を落としてしまいました。ローテーションや重馬場を走った影響などが考えられます。休養明けの紫苑Sでは、馬体重も12kg増と休養明けと成長分を感じられました。紫苑S自体はスローペースの前残りであまり価値があるものではなかったですが、京都の内回りコースでは有利になりそうな立ち回りを見せました。阪神JFや桜花賞で遠征競馬も経験していますし、順調さでは一番でしょう。
リアアメリア 川田 前走:ローズS1着【父:ディープインパクト】
休み明けのローズSは、ひと夏を越して馬体重を14kg増量して快勝しました。今まで折り合い面に不安を感じていましたが、最内枠からポジションを取っても、折り合いを欠くことはありませんでした。1000m通過が60.9秒とややスローペース気味になった展開が向きましたが、それでも2馬身差と完勝の内容でした。オークス最先着はフロックではないと証明しました。ここ2戦が好内容ですが、いずれも左回りのレースというのは気になります。サウスポーの可能性もありますし、次走の秋華賞は右回りの小回りがカギになります。器用な競馬が出来るようになったのは魅力的ですが、もしかしたら危険な人気馬になってしまうかもしれません。
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