宝塚記念 特別登録馬段階 見解 【伏兵馬】
コロナウイルスの影響で使い分けが出来なくなり、有力馬は国内で総当たり戦になってしまいました。しかし、ここ数年はメンバーレベルが低かった一戦も豪華メンバーで行われるようになりました。今回は伏兵陣を解説していきます。
宝塚記念穴馬候補公開中→
中央競馬ランキングのクリックをお願い致します。
阪神芝2200m 種牡馬成績(過去5年)
意外ですがディープインパクト産駒、ルーラーシップ産駒が好成績です。
出走予定馬見解 【伏兵馬】
カデナ 鮫島克 前走:大阪杯4着 【父:ディープインパクト】
一時期の不振から抜け出した印象です。前走の大阪杯は展開的に全く向きませんでしたが、鞍上の好騎乗で、4着まで持ってきました。ロスなく内を通らなければ全く勝負にならなかったので、あれ以上の競馬は望めないでしょう。小倉大賞典で時計の掛かる馬場は経験しているので、大雨にならない限りは気にしなくても大丈夫そうです。
キセキ 武豊 前走:天皇賞春6着 【父:ルーラーシップ】
前走の天皇賞春は戦前から出遅れが懸念されていましたが、意外にもすんなり先行していました。しかし、それでも行きたがる気性は変わらずで、一周目のゴール版前ではハナを取りに行く競馬をしてしまいました。やはり今の気性で、3200mは長かったと言わざるを得ないでしょう。今回もゲートの不安はありますが、もしゲートを出たら最初のコーナーまで直線が長いので、ポジション取りには苦労しなさそうです。距離短縮でハナを奪い、後続のマークが外れた際は一発を秘める存在でしょう。
スティッフェリオ 幸 前走:天皇賞春2着 【父:ステイゴールド】
前走の天皇賞春は、陣営から距離不安のコメントが出ていましたが、展開にも恵まれ2着に好走出来ました。勝ち時計が遅かったので、レベルは低いかもしれませんが、先行策から安定した粘り込みでした。中距離で重賞3勝しているように、本来は中距離で能力を発揮する馬です。ステイゴールドはこの時期の阪神コースを得意にしていますし、渋った馬場も苦にしないことから今回もマークが必要な存在です。
ダンビュライト 松若 前走:天皇賞春9着 【父:ルーラーシップ】
去勢放牧明けだった前走ですが、調教の動きから穴人気していました。一般的に去勢したら2、3走は様子見するのがセオリーです。相変わらず道中の行きっぷりは良いですし、今回も展開のカギを握る存在でしょう。ルーラーシップ産駒も好成績ですし、渋った馬場の適性も悪くないことから直前まで考慮していきます。
トーセンカンビーナ 浜中 前走:天皇賞春5着 【父:ディープインパクト】
キャリアで一回もまともにスタートを切れたことがない馬です。スタートのロスをなるべく少なくするため、長距離路線にチェンジしていましたが、今回の距離で同様の出遅れは大きなロスになります。藤岡康太騎手が騎乗の際は、まだ2馬身ぐらいで済んでいましたが、乗り替わりの今回はどれくらい出遅れるか分かりません。実力的に足りない部分があるので、出遅れた時点でノーチャンスでしょう。
トーセンスーリヤ 横山和 前走:新潟大賞1着 【父:ローエングリン】
良い勝ち方で条件戦をクリアしてきたように、キャリアの充実期に入りました。前走の新潟大賞典は展開に恵まれましたが、先行策から一気に突き抜けたようにハンデのG3戦では抜けていました。今回は定量58キロと前走から斤量が4キロ増になるのが課題でしょう。
ペルシアンナイト 和田 前走:安田記念9着 【父:ハービンジャー】
マイルを主戦場にしてきましたが、中距離がこなせない訳ではありません。昨年の札幌記念は5着入線とそこまで悪い着差ではありません。今回はおそらく人気薄になると思いますが、馬場悪化のハービンジャー産駒は買いですし、枠順次第では面白い存在です。
モズベッロ 池添 前走:天皇賞春7着 【父:ディープブリランテ】
前走の天皇賞春は絶好枠を引きましたが、結果的に内があまり伸びる馬場ではなく、馬場バイアスで有利とは言えませんでした。天皇賞春を使った経緯も、オーナーの事情によるもので、馬の適性由来ではありませんでした。好走をしていた中距離に戻るのはプラスに働くでしょうし、このレースに滅法強い鞍上は魅力的です。日経賞ではスティッフェリオに先着していますし、このメンバーでも馬券内に入る可能性は十分あります。
ワグネリアン 福永 前走:大阪杯5着 【父:ディープインパクト】
3歳時の成績から考えると、古馬になって物足りなさを感じます。また、ワンターンの中距離がベストになるので、内回りの2200mが向くとは思えません。前走は内を立ち回った馬が断然有利になるレースでしたが、それでもカデナに差し込まれたことを考慮すると、成長力に疑問が残ります。大阪杯は良馬場で時計が速くなりましたが、宝塚記念は毎年梅雨の時期で馬場が渋る傾向にあります。適性や成長力に疑問は残りますが、一週前のフォトパドックでは抜群に良いので、天候と枠順次第では一発を期待します。
宝塚記念穴馬候補公開中→
中央競馬ランキングのクリックをお願い致します。