ヴィクトリアマイル 特別登録馬段階 見解 【有力馬】
先週のNHKマイルCは、先行馬のイン有利の競馬になってしまいました。翌週も同様の傾向になるかは分かりませんが、参考にはするべきでしょう。今回は現時点での上位人気予想の7頭を解説していきます。
ヴィクトリアマイルの本命候補、不安馬→
中央競馬ランキングのクリックをお願い致します。
東京芝1600m 枠順成績(過去5年)
フルゲートですが、内と外で大きな偏りは無さそうですね。
東京芝1600m 騎手成績(過去5年)
ルメール騎手、田辺騎手、デムーロ騎手の成績が良いですね。
出走予定馬見解 【有力馬】
アーモンドアイ ルメール 前走:有馬記念9着 【父:ロードカナロア】
ドバイはコロナウイルスの影響でとんぼ返りになってしまいました。レースを行っていませんが、空輸送の影響から体調面は気になるところです。昨年の香港遠征からリズムを崩している印象ですが、能力は疑う余地はありません。ノーザンファーム生産馬やクラブ馬は国内で潰し合わず、海外遠征などで使い分けを行っていましたが、昨今の状況下ではそういう訳にはいきません。万全の態勢ではありませんが、それでも勝ち切る能力差があるでしょう。
サウンドキアラ 松山 前走:阪神牝馬S1着 【父:ディープインパクト】
京都巧者として一目置かれていましたが、阪神牝馬Sでの好走で今がとても充実していることが分かります。2勝クラスを勝って格上挑戦した昨年のヴィクトリアマイルでも0.7秒差の7着に好走しており、重賞3連勝をしている今ならG1制覇をしても不思議ではありません。ここ最近は好スタートから好位で競馬出来ており、好位からでも以前のような末脚が発揮出来ているのが充実の証でしょう。
スカーレットカラー 石橋 前走:阪神牝馬S2着 【父:ヴィクトワールピサ】
府中牝馬Sでの重賞制覇からエリザベス女王杯は既定路線だったと思いますが、その後の有馬記念の大敗は余計でした。そのダメージが考慮されたのと一気の距離短縮の影響で6番人気でしたが、しっかりと立て直されて2着に食い込みました。最後の直線はかなり狭い所を割ってきており、スムーズならもう少し勝ち馬に迫れたでしょう。鞍上が落馬負傷して、乗り替わりになってしまったのが手痛いです。
ダノンファンタジー 川田 前走:阪神牝馬S5着 【父:ディープインパクト】
休み明けから仕上げる陣営が前走の阪神牝馬Sでは+22キロで5着敗退とこれまでと異なる調整過程でした。レースは外枠で敗れた昨年の桜花賞のようなレース振りでした。2歳の早い時期から活躍していたため、早熟の可能性は否めませんが、今回が試金石と見るべきでしょう。
ノームコア 横山典 前走:高松宮記念15着 【父:ハービンジャー】
昨年の覇者なので、近走の成績は冴えなくても抑えなければいけない一頭です。昨年も中山牝馬Sで敗退からの参戦でした。1200mからの距離延長は気になりますが、持ち時計もありますし、東京マイルは2戦2勝の舞台です。ここで人気が落ちるようなら面白い存在です。
プリモシーン レーン 前走:ダービー卿チャレンジT5着 【父:ディープインパクト】
東京マイルの適性は抜群で、年明け初戦の東京新聞杯は56キロのトップハンデながらも上がり3ハロン33.6秒のタイムで快勝しました。昨年のヴィクトリアマイルでも好走しており、時計の速い馬場も合っています。オーストラリア遠征や高松宮記念の出走も視野に入れていましたが、コロナウイルスの影響や調整不足でここへの出走となりました。前走は敗れましたが、ハンデも背負っていましたし、展開も恵まれませんでした。適性のあるこのコースへ戻り、巻き返す可能性は十分あります。
ラブズオンリーユー デムーロ 前走:エリザベス女王杯3着 【父:ディープインパクト】
体質の弱さから使いたいレースを使えていませんでした。間隔を空けて出走を予定していたドバイはアーモンドアイ同様に空輸送という残念な結果になってしまいました。結果的にエリザベス女王杯以来の出走で、久々のマイル戦出走になります。やはりオークス以降順調さを欠いている印象は否めません。マイルの速い流れについていけるかの心配もあり、今回は不安要素の方が大きいでしょう。
ヴィクトリアマイルの本命候補、不安馬公開中→
中央競馬ランキングのクリックをお願い致します。