皐月賞 G1 予想+重賞予想
4月19日(日) 中央競馬 予想
引き続き3場開催になりますが、予想時間の関係で2場での予想を基本としていきます。今週から重賞競走や厳選予想をブログランキングで無料公開致しますので、先週まで行っていた特別レース全レース予想は控えさせて頂きます。
中山開催
芝コース
前日の大雨の影響を受けそうです。当日は18℃近くまで気温が上昇する事から多少は乾くことになりそうですが、それでも稍重~重程度だと想定します。
ダートコース
こちらは前日の降雨の影響で、重から不良でしょう。持ち時計のない馬は厳しそうです。
中山11R 皐月賞 G1 芝2000m
【展開予想】
土曜日の降雨の影響で馬場が相当悪くなりました。各馬内を空けて走っており、明日も継続する事が予想されます。通常の中山開催は、馬場が内から乾くので内が有利になりますが、最終週では傷んだ馬場は酷くなる一方です。こうなると各馬外から内に切れ込んでくるので、内枠は荒れた内を通らざるを得ません。先行策を取る馬は内からコルデジア、テンピン、ディープボンド、ウインカーネリアン、アメリカンシード、キメラヴェリテ、ラインベックなど伏兵陣に多いことから、予想外にハイペースになりそうです。コントレイルは最内枠から外に持ち出して中段につけたいと考えるのでしょうが、1番人気は確実ですし、他馬からのマークも厳しそうです。サリオスもこういった馬場の経験がありませんので、どのポジションを取れるか不明です。先行勢の後ろにダーリントンホール、ヴェルトライゼンデ、ビターエンダーの外枠の馬が取りやすそうです。サトノフラッグ、ブラックホール、クリスタルブラックは馬場も考慮して早めに外から捲ってきそうです。
◎ 新馬戦の敗戦はこの厩舎なら仕方ありません。過去アパパネやアーモンドアイも新馬戦で敗れているとおり、新馬戦での仕上げ方には緩さがあります。未勝利戦から3連勝を飾っていますが、その中でも圧巻だったのは前走の弥生賞です。一線級とは対戦していなかったので半信半疑でしたが、ホープフルS3着馬のワーケアを外から捲り重馬場を苦にしませんでした。今回騎乗するルメールも相手が悪かったと話している通り、見た目以上の実力差があったと思います。そのルメール騎手が今回騎乗しますが、ルメール騎手は中山2000mの過去5年で抜群の成績を残しています。勝率42.2%、連対率59.4%、複勝率70.3%、単勝回収率は124%を残しています。ルメール騎手は他のコースでも同様の成績を残していますが、単勝回収率はここまで抜けたコースはありません。最近はルメール騎手が騎乗する馬というだけで、オッズが過剰に上がる事が多い中でこの成績は驚異的です。今回は馬場も悪くなる上に展開も読み辛い一戦です。馬の能力も大切ですが、騎手の手綱捌きでも着順が変わると思います。
○ 8枠17番 ヴェルトライゼンデ
血統背景的に小回りコースの中山で重馬場の適性が最もあるのは同馬です。ステイゴールド系の重馬場適性の高さは皆さん周知の通りだと思います。昨年末のホープフルSではここで一番人気になるコントレイルと0.2秒差まで詰め寄っています。17番枠は気になりましたが、今週の雨の影響で内枠はかなり厳しい競馬を強いられそうです。前走のスプリングSでは、1000m通過63.2秒の超スローペースで苦手な上がり勝負になってしまいました。また、本番を見据えた仕上げなのかレースでも反応がイマイチでした。今回はひと叩きされて状態も上向いていますし、レースでの反応も変わってくるでしょう。
【買い方】
本命馬と対抗馬の評価はどちらも高く甲乙つけがたいものでした。本命馬と対抗馬の馬連、ワイドを購入します。
阪神開催
芝コース
先週もかなり馬場が痛みましたし、最終週でかなり降雨の影響を受けそうです。発表は良まで回復するかもしれませんが、パワーを要する馬場になるのは避けられないでしょう。
ダートコース
こちらは前日の降雨の影響で、重から不良でしょう。持ち時計のない馬は厳しそうです。
阪神11R アンタレスS ダート1800m
阪神ダート1800m フルゲート 枠順成績(過去5年)
フルゲートですが、思ったよりも外枠が検討しています。
阪神ダート1800m 騎手成績(過去5年)
川田騎手は優秀ですが、回収率はそこまで高くありません。ただトップジョッキーのほとんどが中山競馬場での騎乗なのでこの差は大きいと思います。
◎ 4枠7番 ベストタッチダウン
前日の降雨の影響で時計が早くなる傾向です。持ち時計のない馬は当然勝負になりません。同馬はここ2戦がいずれも1.49.5と1.48.3と好時計をマークしています。時計が早くなっても問題はありません。それより同馬が気にすべき事はハナを切れるかどうかです。3ヶ月の休養を挟んだ昨秋以降、馬体重が増加し、デビュー戦は434キロしかありませんでしたが、前走では498キロと別馬のように成長しています。また、それと同時に先行策からハナを切る戦法にし、横綱競馬を続けております。JRAのコロナ対策の一環で、騎手の移動制限が掛かりましたが、鞍上の川田騎手はデビュー以来3戦無敗の馬を捨ててまで、こちらに乗りに来ている点も気になります。もしかしたらハナを切らなくても強い競馬が出来るかもしれませんが、同一騎手で連勝を重ねている点からも同様の競馬をしてくるでしょう。前走はハナを切る競馬をしてから、初めて厳しい競馬を強いられました。1000m通過59.7秒と息が全く入らない競馬でした。しかし、それでも最後の直線は余裕のある手応えでしたし、同じようなポジションの馬は全くついていけませんでした。8枠の2頭の動向は気になりますが、リワードアンヴァルは番手からの競馬で活路を見出せてきていますし、メイショウワザシも以前ほど、ハナに拘らなくなりました。阪神コースに変わるので、前半の入りが早くなり過ぎるのは気になりますが、逃げ先行馬に玉砕覚悟の戦法を取る馬はいませんし、ここは突破出来るのではないでしょうか。
【買い方】
ピンかパーかという脚質なので、単勝を購入します。